50代、東南アジアで詐欺に遭って気づいた「行動するしかない」という現実
「このままでいいのか?」から始まった
40代も中盤に差し掛かった頃、ふと頭をよぎったのがこの言葉でした。

このまま同じ会社にぶら下がっていて、人生どうなるんだろう?
私は高校卒業後、ファッション業界と美容業界で約25年間働いてきました。
日本である程度のキャリアを築き、その会社ではNo3になりました。
でも、それ以上の昇進は見込めず、収入も頭打ち。
心の奥では、ずっと焦りがくすぶっていました。
海外勤務という転機、そして落とし穴

そんなとき、縁があってそれまでの会社を退職し、新しい会社に転職、東南アジアで働くことに。
最初は戸惑いながらも、日本とはまったく違う空気と文化に新鮮さを感じていました。
しかし、その新しい環境で出会った一人の女性とのやりとりが、私の人生を大きく狂わせます。
彼女は、あるマッチングアプリで知り合った東アジア出身の女性。家庭の事情でタイに移住予定とのことで、連絡を取り合ううちに距離が縮まりました。
そしてある日、彼女がこう言いました。
「一緒にネットショップをやってみない?」
副業に興味はあったし、彼女を信じていた私は、その誘いに乗ることにしました。
詐欺だった。だけど最初は夢のようだった

始めたのは、某有名SNSと連動したネットショップ。
初めてのネットビジネスでしたが、想像以上に反響がありました。
たった5日で、売上は5万ドル超。
「こんな簡単に稼げるのか?」と、当時の私は本気で思っていました。
でもそれは、よくある“序章”にすぎなかったのです。
「前払い」「保証金」「支援金」…支払いが止まらない

次第に、彼女やその“サポート担当者”からこんな言葉が届くようになりました。
- 「仕入れのために、先に支払いをしてほしい」
- 「信用スコアを上げるために、一時的に入金して」
- 「今払えば、すぐに売上が出金できるようになる」
気づけば、私は自分の貯金だけでなく、親にまで借金して送金していました。
総額は500万円を超えていました。
そして私は限界に達し、入金を諦めました。
受け入れられなかった現実。そして決意

最初は信じたくなかった。
「何かのトラブルで、すぐ戻ってくるはず」と。
でも、兄弟に相談し、夜通し検索して調べた結果、これは典型的な詐欺だと分かりました。
悔しさと、自分への怒り、そして情けなさ。
しばらくは、何も手につかない状態でした。
でも、ふと思ったんです。
「このまま終わったら、完全に“騙された人”で終わる」
だったら、行動するしかない。
自分で稼げる力を身につけるしかない。
誰にも頼らず、自分の力で立ち直るしかない。
そう心に決めて、副業・ブログ・AIなど、今まで縁のなかった世界を本気で勉強することに決めました。
最後に:このブログの目的

正直、今も傷は癒えていません。
でも、こうして体験を書きながら、少しずつ前を向こうとしています。
このブログでは、私の失敗談・副業のリアル・東南アジアでの生活、そして「50代からでもやり直せる」という実感を発信していきます。
同じように、
- 何かを変えたいけど、何から始めていいか分からない人
- 副業に興味はあるけど、情報に振り回されている人
- 一度失敗して、自信を失っている人
そんな人に届いたら嬉しいです。
▶ 次回予告
「詐欺と気づいた瞬間、そしてとった行動」
実際に私がどのようにして相手の嘘に気づいたのか?
そして、どこに相談し、どうやって被害を最小限に抑えようとしたのかをお話しします。